- 建築年代
- 昭和30年(1955)
- 建築様式
- 木造平屋建、瓦葺、建築面積174㎡
- 建築様式
- 佐倉市の青菅地区に位置し、志津小学校分校として建築された。平屋建切妻造桟瓦葺。玄関脇に職員室を配し、片廊下を通してわずか二室の教室が配される小規模木造校舎。下見板張や木製の建具の使用など、戦後の建築ながら戦前からの木造校舎の意匠を引き継ぐ。
- 歴史・由来
- この建物は分校なので、造りが簡便である。野田市立中央小学校は、昭和初期なのに鉄筋コンクリート造である。外壁は板を横に張っているだけで、これも簡単な外壁である。民家のような簓子(ささらこ)下見板張りになっていない。もちろん出桁造り(だしけたづくり)などにもなっていない。玄関の緑色の柱はコンクリートに緑色のタイルを張ってあるようで、ここだけが戦後っぽい。
- 赤い瓦
- 赤い瓦は昭和4年から使われている。この建物は昭和30年なので、かなり一般化していただろう。
- 千葉大学との連携
- 平成28年(2016)に国立千葉大学生産工学部創生デザイン学科と佐倉市との連携による、旧佐倉市立志津小学校青菅分校保存・創生プロジェクト:AOSUGE PROJECTがスタートしました。このプロジェクトは、創生デザイン学科学生有志・教員有志と佐倉市の共同プロジェクトで、昨年度に締結された生産工学部と佐倉市の「連携協力に関する包括協定」の一環として準備が進められてきました。数年かけて同青菅分校を修復・整備後、教育資料として、また外国人観光客の誘致やワークショップ開催等、地域の核とする構想です。
- この写真は令和7年9月(2025年)に撮ったものだが、このプロジェクト進んだように見えますか。2020年にコロナになったので、プロジェクトはとん挫したのだろうか?
- 写真提供者
- 大日向 正剛 様