- 建築年代
- 主屋(江戸中期と推定、大正期に2階や張出玄関を増築)他5棟(離れ、明治蔵、昭和の蔵、裏門及び塀)は明治から昭和 明治末期から大正になると2階建てや玄関に小屋根を付けることが流行した 主屋の屋根が高いのは茅葺を桟瓦に変えたからと思われる
- 建築用途
- 住宅・酒造工場 現レストランも営業 離れには茶室もある
- 建築様式
- 木造 酒造工場の施設は近代産業遺産 見ごたえある小屋組の蔵の内部は1室の大空間で、上屋柱筋に2間おきに通し柱が立つ。
- 所在地
- 千葉県印旛郡酒々井町馬橋106
- HP
- https://www.iinumahonke.co.jp/
- 歴史 飯沼家は、元禄年間に当地に居住し、江戸後期より酒造業 建物の小屋組みは見ごたえ十分 応接室も雰囲気がある 酒々井は文字通り『酒の井戸』が由来の町 酒という文字がついている町は、日本で2つしかありません 「酒の井」を記念した酒の井の碑が 円福院神宮寺の境内にあります 南酒々井駅の土地や小学校の校舎は飯沼喜一郎の寄付である
- 推定理由
- 主屋は土間と二列六室からなり、材に残る蛤刃(はまぐりば)チョウナ仕上げの痕跡、貫(ぬき)の厚み、また古材から推定復原される平面形式により江戸中期の建築と推定される。