基本情報
- 建築年代
- 主屋・土蔵・稲荷社ともに江戸時代末期(1830~1868)袖ケ浦市街地から北東の代宿に所在する農家
- 建築用途
- 住宅(上総の典型的な民家 近代和風建築)
- 建築様式
- 平屋建寄棟造平入 軒は出桁造・押板と仏壇を備えたチャノマ・式台は2か所 富津市の加藤家、芝山の伊藤家と比べてみると面白い。この建物には式台はあるが、玄関に小屋根はない。
- 歴史・由来
- 元茅葺らしく屋根が高い
- 江戸時代の式台玄関は、武家屋敷や上層農家の格式を表す重要な要素 武士や公式な客の専用の入口 士農工商という身分制があったから生まれた玄関 江戸時代は駕籠から地面に降りることなく式台玄関から室内に入れるようになっていた 式台玄関を上がると畳敷き(4~6畳)になっていた 家族は式台玄関を使わず、入口あるいは上がり口から出入りした 式台が二つあるということは相当な豪農の家 江戸時代一般民家には玄関はなかった