基本情報
- 建築年代
- 明治20年代半ば(推定) 主屋は、芝山町の役場や郵便局、銀行、商店などが並ぶ町の中心地に所在
- 建築用途
- 住宅(木造平屋)式台玄関が見えている格式高い民家
- 建築様式
- 急勾配の桟瓦葺屋根は建築当初からと考えられ、茅葺からの過渡的様相を呈す
- 歴史・由来
- 芝山町の名望家で当時の日銀の営業課長伊東祐之(すけゆき)の自宅
- 式台玄関
- 武士や身分の高い人が出入りする専用玄関 名主、庄屋など上層農家に設置された玄関
- 式台玄関は、江戸時代の身分制のあった時代のものであるが、明治20年代のこの建物にもあるのはなぜであろうか。この時代はまだ江戸時代の大工がたくさん残っていたので、習慣で付けたのだろうか。玄関の上に小屋根を付ける時代の前の建物である。富津市の加藤家、袖ケ浦市の安藤家と比べてみると面白い。